オプション工事なら「エスワイエーエー」

内窓のガラスの選び方|単板・複層・Low-E・真空ガラスの違いと選び方

この記事は約4分で読めます。

内窓のガラスの選び方|単板・複層・Low-E・真空ガラスの違いと選び方

内窓(二重窓)の効果は、組み合わせるガラスの種類で大きく変わります。同じメーカーの内窓でも、ガラスを変えるだけで断熱・防音・結露対策の効果も、費用も、補助金の対象になるかどうかも変わってきます。この記事では、内窓に使われる主なガラスの違いと、目的別の選び方をわかりやすく解説します。

内窓のガラスは大きく4タイプ

内窓に組み合わせるガラスは、おもに次の4種類です。下にいくほど性能が高く、費用も上がります。

  • 単板ガラス:1枚ガラス。もっとも安価。
  • 複層ガラス(ペアガラス):2枚のガラスの間に空気層。
  • Low-E複層ガラス:複層ガラスに特殊金属膜を加えたもの。
  • 真空ガラス:ガラス間を真空にした高性能タイプ。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

単板ガラス|とにかく安く抑えたい場合

1枚ガラスのシンプルな構成で、もっとも安価です。内窓を付けて空気層をつくること自体に一定の効果はありますが、ガラス単体の断熱・防音性能は高くありません。

なお、単板ガラスは補助金(先進的窓リノベ2026事業)の対象外です。費用最優先で、補助金を使わない小窓などに限られる選択肢といえます。

複層ガラス(ペアガラス)|断熱・結露対策の基本

2枚のガラスの間に空気層を設けたガラスです。単板より断熱性が高く、結露対策にも効果があります。中空層にアルゴンガスを封入した「ガス入り複層」にすると、さらに断熱性が高まります。

ただし、一般複層ガラスも2026年度の補助金では対象外になりました。補助金を使う場合は、次のLow-E複層以上を選ぶ必要があります。

Low-E複層ガラス|補助金対応の主力

複層ガラスの表面に「Low-E膜」と呼ばれる特殊な金属膜をコーティングしたガラスです。熱の出入りをさらに抑えられ、補助金のSグレード(Uw1.5以下)に対応できます。費用と性能のバランスがよく、内窓のガラスとして主力の選択肢です。

Low-E複層には、膜の位置によって「遮熱型」と「断熱型」があります。

遮熱型|夏の暑さ・日射対策に

日射熱を反射するタイプで、夏の暑さや西日が強い窓に向いています。冷房効率を高めたい場合に効果的です。

断熱型|冬の寒さ・結露対策に

室内の暖房熱を逃がしにくくするタイプで、冬の寒さや結露が気になる窓に向いています。寒冷地や北側の部屋に適しています。

真空ガラス|最高性能を求める場合

2枚のガラスの間を真空にしたガラスで、薄くても非常に高い断熱性を持ちます。補助金の最高ランクSSグレード(Uw1.1以下)に対応でき、徹底した断熱・結露対策を求める場合の最有力候補です。費用は高めになります。

目的別・内窓ガラスの選び方

重視したいこと おすすめのガラス
冬の寒さ・結露対策 断熱型Low-E複層/真空ガラス
夏の暑さ・西日対策 遮熱型Low-E複層
防音 厚みの異なるガラスの組み合わせ(異厚)/合わせガラス
とにかく費用を抑える 単板ガラス(補助金は対象外)
補助金を活用する Low-E複層(Sグレード)以上/真空ガラス(SSグレード)

防音を重視する場合は、2枚のガラスの厚みをあえて変える(異厚構成)と、音の共鳴を抑えやすくなります。断熱と防音のどちらを優先するかで、選ぶガラスが変わる点に注意しましょう。

補助金グレードとガラスの関係

「先進的窓リノベ2026事業」では、内窓の性能区分によって補助対象かどうかが決まります。ガラス選びが補助金の可否を直接左右します。

  • SSグレード(Uw1.1以下):真空ガラスで対応可能。補助額が最も大きい。
  • Sグレード(Uw1.5以下):Low-E複層ガラスで対応可能。
  • Aグレード(一般複層):2026年度から補助対象外

つまり、補助金を使うならLow-E複層が最低ラインです。製品と窓種の組み合わせによっては対象グレードに届かないこともあるため、見積もり時に「性能証明書」で確認しましょう。

内窓(二重窓)工事のご相談はこちら|工事費込み

まとめ

内窓のガラスは、単板・複層・Low-E複層・真空ガラスの順に性能と費用が上がります。冬の寒さや結露なら断熱型Low-Eや真空ガラス、夏の暑さなら遮熱型Low-E、防音なら厚みの違うガラスの組み合わせ、というように目的に合わせて選ぶのが基本です。補助金を使うならLow-E複層が最低ラインで、最高ランクを狙うなら真空ガラスが候補になります。費用・効果・補助金のバランスを踏まえ、設置する窓ごとに最適なガラスを選びましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. 一番おすすめのガラスはどれですか?

目的によります。冬の寒さ・結露対策なら断熱型Low-E複層、夏の暑さ対策なら遮熱型Low-E複層が定番です。最高性能を求めるなら真空ガラスが候補になります。

Q. 防音目的ならどのガラスがよいですか?

厚みの異なるガラスを組み合わせる(異厚構成)と音の共鳴を抑えやすくなります。断熱性能の高いガラスが必ずしも防音に最適とは限らない点に注意しましょう。

Q. 安いガラスを選ぶと補助金は使えませんか?

単板ガラス・一般複層ガラスは2026年度の補助対象外です。補助金を使うにはLow-E複層(Sグレード)以上が必要です。

Q. Low-Eの「遮熱型」と「断熱型」はどう選びますか?

夏の暑さ・西日が気になる窓は遮熱型、冬の寒さ・結露が気になる窓は断熱型が向いています。部屋の向きや悩みに合わせて選びましょう。

タイトルとURLをコピーしました