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窓枠の奥行きが足りないときは?内窓の「ふかし枠」の役割と費用の目安

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内窓の見積もりを取ったら「お宅の窓は奥行きが足りないので、ふかし枠が必要です」と言われて、戸惑った経験はありませんか。「ふかし枠って何?」「追加費用はいくら?」「見た目が悪くならない?」と疑問が次々に浮かぶはずです。結論から言えば、ふかし枠は窓枠の奥行きを室内側に延長するための専用部材で、これを使えば奥行き不足の窓でも内窓を設置できます。この記事では、ふかし枠が必要になるケース、種類と費用の目安、見た目や使い勝手への影響、後悔しないための確認ポイントを解説します。

ふかし枠とは?必要になる理由

内窓は既存窓の室内側の窓枠内に取り付けるため、レールと障子(窓本体)を収めるための奥行きが必要です。

  • 必要な奥行きの目安:製品や窓の種類によりますが、引き違い窓でおおむね7cm前後の有効奥行きが求められます。Low-E複層ガラスなど厚いガラスほど必要寸法は大きくなります。
  • ふかし枠の役割:窓枠の手前側に取り付けて奥行きを2〜7cm程度延長し、内窓の取り付け面を確保します。「ふかす」は建築用語で「厚みを持たせて前に出す」という意味です。
  • 必要になりやすい住宅:窓枠の見付けが薄いマンション、装飾枠のない現代的な戸建て、クレセント錠やハンドルが大きく出っ張っている窓などが該当しやすいケースです。

ふかし枠の種類とサイズ

ふかし枠は内窓メーカーの純正オプションとして用意されており、不足量に応じてサイズを選びます。

  • サイズ展開:20mm・40mm・70mmなど複数の奥行きが用意されており、不足分に合わせて選定します。
  • 取り付け方法:窓枠の三方(左右と上)または四方に取り付けるタイプがあり、窓の状態によって使い分けます。
  • カラー:内窓本体と同色で製作されるため、取り付け後は一体感のある見た目になります。
  • 補強が必要な場合:大きく持ち出す場合は、枠のたわみを防ぐための補強部材(アングルや補強材)を併用することがあります。

ふかし枠の費用の目安

ふかし枠は内窓本体に追加する形で費用が発生します。

  • 部材費の目安:窓のサイズとふかし量によりますが、1窓あたり数千円〜3万円程度が一般的な追加幅です。持ち出し量が大きく補強が必要なケースほど高くなります。
  • 内窓本体との合計:内窓自体の費用は工事費込みで1窓約8〜15万円が目安のため、ふかし枠が必要な窓はその分上乗せで考えておくと安心です。
  • 補助金の扱い:先進的窓リノベ2026事業(1戸あたり最大100万円・2025年より縮小)は内窓本体の性能に対して補助されます。ふかし枠を使う場合の見積もり全体でどこまで対象になるかは、登録事業者に確認しましょう。

工事費込みの価格構成の考え方は、建材卸のSYAAが公開している内窓の工事費込み価格の解説ページで詳しく解説されています。

見た目・使い勝手への影響と対策

ふかし枠を使うと、窓まわりの印象や使い勝手が少し変わります。事前に知っておきたいポイントは次のとおりです。

  • 室内側への張り出し:枠が室内側に数cm出っ張るため、窓辺がややタイトになります。出窓風のカウンターのように見えるケースもあり、印象は住まいによって異なります。
  • カーテンとの干渉:ふかし量によってはカーテンレールの位置調整が必要になることがあります。現地調査時に確認してもらいましょう。
  • 物が置きにくくなる場合:窓枠に小物を置いている場合、実質的な棚幅が変わる点も考慮しておくと安心です。
  • 強度の確認:ふかし枠部分に寄りかかったり物をぶつけたりしないよう、特に大きな持ち出しの窓では注意が必要です。

内窓設置後の「思っていたのと違った」を防ぐ観点では、内窓で後悔しやすいポイントの解説ページも参考になります。

後悔しないための確認ポイント

  1. 現地調査で正確な判定を:奥行きの過不足は素人判断が難しいため、必ず業者の採寸でふかし枠の要否とサイズを確定させましょう。
  2. 見積もりの内訳を確認:ふかし枠・補強材・工賃が明記されているか、複数窓のうちどの窓に必要なのかをチェックします。
  3. 完成イメージの共有:施工事例の写真を見せてもらうと、張り出しの印象を事前に確認できます。似た窓サイズ・似たふかし量の事例だとより参考になります。
  4. 代替案の検討:どうしても張り出しを避けたい場合は、薄型のレールを採用した製品や、窓交換など別の工法との比較も選択肢になります。費用と効果のバランスを業者と相談してみましょう。

まとめ

窓枠の奥行きが足りなくても、ふかし枠を使えばほとんどの窓で内窓を設置できます。追加費用は1窓あたり数千円〜3万円程度が目安で、内窓本体(工事費込み約8〜15万円)に上乗せして考えておくと予算のズレを防げます。見た目や使い勝手への影響は現地調査と施工事例の確認でカバーできるので、「奥行き不足」と言われても諦めず、まずは詳しい見積もりを取ってみてください。内窓製品の基本は内窓・二重窓の総合解説ページでも詳しくまとめられています。

よくある質問(FAQ)

Q1. ふかし枠なしで無理やり取り付けることはできませんか?

奥行き不足のまま設置すると、障子がレールから外れやすくなったり枠が固定できなかったりと不具合の原因になります。メーカーの規定寸法に従うのが原則です。

Q2. ふかし枠を使うと断熱効果は落ちますか?

ふかし枠自体も樹脂製で、内窓の気密・断熱の仕組みは変わらないため、性能への影響は基本的にありません。

Q3. どのくらいの家でふかし枠が必要になりますか?

住宅によって差がありますが、マンションの腰高窓や近年の戸建てでは必要になるケースが珍しくありません。現地調査で判定してもらうのが確実です。

Q4. ふかし枠を使うと工事時間は長くなりますか?

ふかし枠の取り付け分だけ作業は増えますが、それでも1窓あたり1〜2時間程度で完了するのが一般的です。大掛かりな工事になるわけではないので、在宅のまま気軽に依頼できます。

※制度・価格は実行日時点の情報です。最新情報は公式情報をご確認ください。

※本記事の費用相場・補助金などの情報は、建材・住設卸のSYAA(エスワイエーエー)が公開している解説ページを参考にしています。

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